幻想的JUMPワールド全開 新曲ファン初披露 山田涼介「本当にHey! Say! JUMPで良かったな」
Hey! Say! JUMPが30日、東京ドームで全国ドームツアー「Hey! Say! JUMP DOME TOUR 2025-2026 S say」の年内最終公演日を迎えた。最新アルバムを引っさげ、4都市全10公演で総計46万人を動員するツアーで、この日は2月11日発売の新シングル「ハニカミ」のファン初披露を含め、全33曲を熱唱。年の瀬のドームを埋めた5万5000人を熱狂させた。
幻想的な世界観でファンをJUMPワールドへと誘った。点在する噴水から、リフトアップするように7人が登場。今回のツアーで演出を担当した有岡大貴(34)の「東京ドーム、騒ぐ準備はできていますか!?」の高らかな呼びかけに、会場を埋めたファンは大歓声で返答。開幕からボルテージは最高潮だった。
高さ15メートルの時計台とらせん階段、約1000冊の書物をそなえた“古代図書館”をモチーフにしたメインステージは、ライブシーンに合わせて変化。ツアーに応じて演出を担当する山田涼介(32)が「有岡の世界観が自分とはベクトルの違う演出をしてくれた」とうなずけば、知念侑李(32)は「制作総指揮・有岡大貴の厳しくも細かい丁寧な演出の成果をぜひ楽しんでいただけたら。有岡大貴万歳!」とちゃめっ気たっぷり。没入感に満ちたステージとなった。
グループ単独としては年内ラスト公演で、伊野尾慧(35)が主演するドラマの主題歌にもなっている、新曲の「ハニカミ」をファンへの初披露。伊野尾が「できたホヤホヤ」と語る様に、数週間前に振付が完成した最新作を熱くパフォーマンスすると、割れんばかりの歓声でドームが揺れた。
初の生オーケストラとのコラボパートでは荘厳さが際立った。八乙女光(35)が「皆さんの前に立つと、初心に返ります。今回はより一層美しさと高揚感のあるライブにできた」と語れば、高木雄也(35)は「来年も自分たちらしく、エンターテインメントを楽しむ」。薮宏太(35)は「19年目に突入しましたが、まだまだ挑戦、新しい発見があると再認識した」と20周年を見据えた。
8月末からは7人体制となり、今回が新体制初のツアー。最後のあいさつで山田が「皆さん一人一人の笑顔を見ると、本当にこの仕事を続けていて、Hey! Say! JUMPで良かったなと。その笑顔を守れるように、これからも7人で頑張っていきます」とかみしめるように語った。進化への渇望が尽きることはない。
