Mrs. GREEN APPLE「ダーリン」でレコ大3連覇 デビュー10周年 快挙でフェーズ3へ弾み

 「第67回輝く!日本レコード大賞」(日本作曲家協会主催)の最終審査が30日、都内で行われ、デビュー10周年の3人組ロックバンド・Mrs. GREEN APPLEが「ダーリン」で3連覇を果たした。3連覇は浜崎あゆみ、EXILEに続く、史上3組目の快挙となった。最優秀新人賞は、4月デビューの女性7人組グループ・HANAが受賞した。企画賞では、前田敦子らOGを含むAKB48、亀梨和也らがパフォーマンスでステージを彩り、俳優の川口春奈(30)が3年連続で総合司会を務めた。

 デビュー10周年のアニバーサリーにふさわしい金字塔を打ち立てた。2015年デビューのMrs. GREEN APPLEは、バンドとしての基盤を築いた「フェーズ1」を経て、22年3月の活動再開からの「フェーズ2」でヒット曲を連発。日本レコード大賞では、23年に「ケセラセラ」、24年に「ライラック」で大賞を獲得。今年も「ダーリン」で栄光をつかみ、バンド史上初となる3連覇を達成した。

 大賞としてスポットライトと浴びたミセスは、ボーカル・ギターの大森元貴(29)は「うぉ」と驚きで口をすぼませるしぐさ。胸に手を当ててステージに上がったギターの若井滉斗(29)は「デビュー10周年でたくさんの方に支えられてここまで続けてこられた」と感謝し、大森も「聞いてくださる方がいなければ、われわれは活動している意味がない。日を追うごとに感謝の気持ちでいっぱい」と頭を下げた。

 万感の表情で歌い上げた「ダーリン」は、NHK総合「Mrs. GREEN APPLE 18祭」のテーマソングとして書き下ろされた一曲。孤独と希望が共存する歌詞が共感を呼び、19日発表の「オリコン年間ストリーミングランキング」の本年度配信楽曲で1位を獲得。期間内再生回数は2億5820万回(昨年12月23日~今年12月15日付集計)を記録した。

 今年も大躍進した。7月発売のベストアルバム「10」がミリオンセールスを記録し、全楽曲での国内累計ストリーミング数が史上初の110億回を突破。初の5大ドームツアーを成功させ、12公演で計55万人を動員。31日は、3回目出場のNHK紅白歌合戦でバンド史上初の大トリを務める。

 デビュー10周年に大賞という功績を添え、31日で3年9カ月間の「フェーズ2」を完結させるミセス。来年1月開幕の「フェーズ3」へ弾みを付け、大森は「深度を深めて自信をもって届けられる作品を作りたい」と宣言。今後もミセスらしい音楽を追究していく。

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