伝説の紅白&レコ大歌手、NHKに登場 現在は栃木で動物関係に転身 名コンビの92歳アナ「ホントにツーカーでした」

 NHK放送センター
 対談番組に出演した佐良直美=2010年
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 NHK紅白歌合戦の常連で、日本レコード大賞も受賞した歌手の佐良直美(80)が、10日放送のNHK「うたコン」にVTRで登場した。

 佐良は「世界は二人のために」や「いいじゃないの幸せならば」などの大ヒット曲を持ち、後者で1969年の日本レコード大賞を受賞。紅白には1967年から13年連続出演し、紅組司会を最多の5度務めた。

 佐良は白いシャツにジーンズ、薄いサングラス姿で登場。現在は栃木県で犬のしつけ教室や野犬の保護活動をしていると紹介された。施設には80匹の犬がいるといい、犬とふれ合う姿も放送された。

 紅白の司会を振り返り、「私は(司会の)コメントは全部考えました。参加の皆さんのレコードを持って来て全部聴く。イントロが何秒か全部計算して、イントロにのっかるようにしゃべるコメントを、単語帳に全部書いてあります。とにかく気持ちよく歌っていただくのが一番です。時間がある時はイントロにのせないように、最初に歌の前に(前)ふりをつける。コメントをかぶせる場合でも、ふわっと歌に気持ちよく入ってほしかった」と、高い職業意識を明かした。

 また、「私の司会の色を自分で出そうと思ったのは、仕事上でも食事に行ったりとか、その時の人柄とか、作家さんでは分からない部分を何か出したいなとは思っていました」と、自身だけが知る出場歌手の個性を生かそうとしていたという。

 NHKのアナウンサーとして佐良と名コンビを組んでいた、紅白の総合司会4回、白組司会9回の山川静夫氏(92)はスタジオに登場。佐良は「世代が近いので気安いと言っちゃ失礼ですけど、どっちかと言ったら『よっ!』になる」、「とってもすてきな方です。恋心は抱きませんでしたけど」と山川氏との関係性を説明し、山川氏は佐良を「いい人でね。ホントにツーカーでしたね」と懐かしんだ。

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