DIR EN GREY 米テック企業とパートナーシップを締結 AI技術で新たな表現形態を模索
5人組ビジュアル系ロックバンド「DIR EN GREY」が27日、米国のAIテクノロジー企業「Cifer Studio(サイファー・スタジオ)」とのパートナーシップを発表した。Cifer-は、アーティストの権利保護を核としたAIインフラを構築する、米国のテック企業として知られる。
今回、Cifer-は世界中のアーティストを調査する中で、海外でも高い人気を誇るDIR-の「一貫したセンスと、芸術的自律性に対する妥協のない姿勢」に着目し、今回の提携に至ったという。具体的な内容としてはDIR-の音楽およびビジュアル素材を高度なAI技術で解析・活用し、新たな表現形態の模索を行う。
この提携について、DIR-のギタリスト・薫は「AIディルアングレイvsディルアングレイとかなったら面白いですね」とコメント。
また、Cifer-の創設者兼CEOのミランダ・ヴァレリン氏は「テクノロジーの進歩がプライバシーや著作者の権利を犠牲にしてきた歴史を打破したい。DIR EN GREYのような、芸術的真理を追求し続けるアーティストとともに歩めることを光栄に思う」とした。
今後のプロジェクトとしては共同研究と開発を段階的に進めていく予定。来年には、今回の成果を反映したアーティスト向けのシステムやツールの第1弾が公開される見通しとなっている。
