慶応大名誉教授 【天下の愚策おこめ券】→事務コストも問題だが、減反とともに米価を高止まりさせる政策→暴落が起きる可能性
慶應義塾大学名誉教授の金子勝氏が8日、Xに「おこめ券」について私見を投稿した。
金子氏は「【天下の愚策おこめ券】」とし、「東京23区と首都圏3県庁所在地、政令指定都市で『重点支援地方交付金』による『おこめ券』配布を明言した自治体はなかった。事務コストも問題だが、減反とともに米価を高止まりさせる政策。そのせいで今度は米の暴落が起きる可能性が生じているのだ」と投稿した。
米穀安定供給確保支援機構は4日、向こう3カ月のコメ価格の見通しに関する11月の指数が前月より7ポイント低い32となったと発表した。2カ月連続で節目の50を下回り、値下がりするとの予想が強まった。2021年9月に27を記録して以降では最も低かった。新米の収穫量が増えて需給が緩和し、コメが余って価格が下がると見込む取引事業者が増えた。
