AKB48・小栗有以 もう一回レコ大を!東京D公演を!「皆さんの期待しっかり超えられる」4日から武道館で20周年コンサート
8日に20周年となるAKB48の今を取り上げる新連載「20周年イヤー ここからだ!!AKB48~今の私たちを見て~」の最終回は、小栗有以(23)が登場。ついに迎える節目の時を前にグループの今、そして未来への展望を明かした。4日から始まる20周年コンサート「AKB48 20th Year Live Tour2025 in 日本武道館」についても「皆さんの期待をしっかりと超えられる」と自信を語った。
AKB48の歴史の半分以上をメンバーとして過ごしたからこそ、自然とグループ愛はあふれる。「AKB48をずっと大好きなんです。20周年というのは本当にすごいこと。大事な節目を現役メンバーで引っ張る存在として走り続けられていることはすごくうれしい」。中心となってけん引してきた自負ものぞかせた。
過去3度シングル表題曲でセンターを務めた。OGらも参加した20周年記念シングルとして8月に発売した66枚目シングル「Oh my pumpkin!」でもセンターに選ばれた。「卒業生の皆さんも参加してくださって再注目していただける機会になった。一緒に初めて前田敦子さんともステージに立つことができた。先輩方のすごさを感じて同じ仲間ではあるけど負けないぞという熱い気持ちにもなれた」と刺激となった。
かつて不動のセンターだった前田とはレッスンから一緒に時間を過ごし「今のAKB48に自信を持って」と背中を押され、「悩んだことがあったら頼ってほしい」と言葉をもらった。小栗は「本当にありがたいと思う」と感謝しつつ「正直、卒業された先輩方が今のAKB48をどう思っているんだろう、というのはすごく気になっていた」と明かした。
「今はアイドルのライバルグループも増えている状況。ずっと出ていた(NHK)紅白(歌合戦)への出演が途切れたことも経験した。もしかしたらOGはもう今のAKB48を見てくれていないのではというネガティブなことも思ってしまった」と味わった悔しさを振り返り、「だけど実際に先輩方と話すと『見ているよ』や『応援しているよ』と言っていただける。すごく前向きになれるし、励みになった」と偉大な存在は改めて支えになったという。
4日からはOGも参加する武道館でのライブが始まる。全6公演で20周年の感謝を伝えるステージ。「皆さんの期待をしっかりと超えられると思う」と自信を見せ、「現役のよさとOGの先輩のよさをしっかりと届けたい」と意気込んだ。
小栗は「20周年はお祭りのように盛り上がって大事なのは次の21年目。現役メンバーにとって勝負」とも捉え、「全盛期のAKB48みたいに個人としての存在感を強めていくことも必要」と見据える。自身は今年だけでもドラマや主演映画、バラエティー番組出演などグループ外の仕事も積極的に取り組んだ。それでも「まだまだだと思う。もっと学んだことをグループに持ち込めたらいいと思うし、AKB48のファンではない人ももっとひきつけたい」と満足はしていない。
火曜レギュラーを務めるMBSラジオ「アッパレやってまーす!」ではくっきー!(野性爆弾)、ハリウッドザコシショウ、みなみかわら個性の強いお笑い芸人と絡むことも話題となっている。「いろんな人に『大丈夫?』って心配されるけど本当に苦ではなくて、むしろ毎回楽しんで前のめりに話しています」と大きな経験となっている。
その上で、今年で24歳となる小栗は「私はAKB48が大好き。まだまだみんなと一緒に活動したいし、まだまだグループを引っ張りたい」と決意。「もう一回レコード大賞も取りたい。そして東京ドームにも立ちたい」。“エース”としてグループの第2期黄金時代への道を切り開く覚悟をにじませた。
◇小栗有以(おぐり・ゆい)2001年12月26日生まれ。2014年「AKB48 Team 8 全国一斉オーディション」に東京都代表として合格。18年の52枚目シングル「Teacher Teacher」でシングル表題曲の初センターに抜てき。5日に1stフォト&スタイルブック「AB型の左利き」を発売。身長163センチ、血液型AB。
