新語・流行語年間大賞 高市首相「働いて働いて働いて働いて働いてまいります/女性首相」 関西弁丸出し&少女のような笑顔で大喜び
今年話題になった言葉を選ぶ「現代用語の基礎知識 選 2025 T&D保険グループ 新語・流行語大賞」が1日に発表され、高市早苗首相(64)に関連する「働いて働いて働いて働いて働いてまいります/女性首相」が年間大賞に選出された。都内で行われた表彰式には高市首相が出席し、喜びのスピーチ。その他トップテンには「古古古米」「緊急銃猟/クマ被害」「戦後80年/昭和100年」「トランプ関税」など、政治面で話題になった言葉が目立った。
「働いて働いて働いて働いて働いてまいります」の言葉通り、多忙なスケジュールを縫って会場に駆けつけた高市首相。選考委員の俳優・室井滋から盾を、漫画家・やくみつる氏から一枚画を贈呈され、少女のような笑顔を咲かせた。
「年間大賞を賜りまして、誠にありがとうございます」と感激の面持ち。受賞語については「賛否両論を頂いた」としつつ、「日本国の国家経営者になるかもしれない立場になった時」に放った言葉だと説明した。「日本国の国家経営者としては何としても、自分も働いて働いて働いて働いて働いて、国家国民の皆さまに貢献したいという思いがあった」と明かし、「決して国民の皆さんに働き過ぎを促す意図はございません。誤解のなきようにお願いします」と笑顔でスピーチした。
司会から5回も「働いて」を繰り返した狙いを問われると、「それはその場の雰囲気です。大きな意味はございません」と答えた。「働いて」というワードだけ関西弁のアクセントになっていたことを指摘されると、高市首相は「そうでしたか!」とし、「普段、標準語に変換されるのに1~2秒かかってしまいます。何か瞬発的に言いたいことがある時には、つい関西弁になってしまう」と説明。司会が「かえって優しさが伝わりましたね」と声をかけられると、「そない言うてもらえたら。本当にありがとうございます」と関西弁丸出しで喜んだ。
現役首相としては99年「ブッチホン」の小渕恵三氏、01年「小泉語録(米百俵など)」の小泉純一郎氏、09年「政権交代」の鳩山由紀夫氏に続く4人目の大賞受賞。憲政初の女性首相として歴史を動かした今年の“顔”は、1年の締めくくりでも存在感を示した。
