橋下徹氏「自民はこんなルール違反ばかりやってるなら政党支部潰すべき」高市首相&小泉防衛相が上限超える寄付で見解
元大阪市長で弁護士の橋下徹氏が30日、フジテレビ系「日曜報道 THE PRIME」に生出演。高市早苗首相と小泉進次郞防衛相が、それぞれの代表を務める政党支部が上限を超える寄付を受けていたことに言及した。
高市首相は昨年8月、自身が代表を務める「自民党奈良県第二選挙区支部」が都内の企業から1000万円の寄付を受けていたが、政治資金規正法が定める上限を超えていた。また小泉防衛相の地元の政党支部も同様に上限を超える寄付を受けていたことが判明したことを伝えた。
橋下氏は「政治と金の問題っていろいろありますけども、政党支部というのが諸悪の根源のひとつ」と断言。「政党支部があるがゆえに政治資金規正法をかいくぐることができるんですよ。本来、企業・団体献金は個人の政治家は受けることができないんですが、政党支部は受けることができるんですよ」と政党支部が法の抜け道になっていると説明。さらに「個人献金は150万円までっていうルールがあるのに政党支部は150万超えても受けることができるんです。政党支部は完全に政治家の個人の財布代わり」と述べた。
上限を超える寄付という問題が起きる原因として、政党支部に組織化されたチェック体制がないことを指摘。「個々人の政治家が数人の秘書にやらせているだけなんですが、政治資金規正法ってものすごく複雑だから、小泉さんが、総理の高市さんですら、後からルール違反だって気付く状態」とし、「だから政党支部はもう潰してしまって、政党本部と都道府県に大きい組織を作って、そこでちゃんとガバナンスが効いた組織で献金をチェックする。それが国民民主党、立憲民主党、公明党の案なんですよ。自民党は何を反対しているんですかと。(野党案は献金を)禁止してないんですよ、受け皿の方をちゃんと体制を整えましょうということなんで」と改正の必要性を強調した。
「自民党はこんなルール違反ばっかりやってるんだったら、政党支部を潰すことを進めないといけないと思いますよ。国民負担を求める改革をやるんだったら、まずは政党支部を潰す。そこからやってください」と語気を強めた。
