キム・スヒョンの法定代理人「7カ月経っても、証拠の捜査すら進んでいない」警察の捜査遅延に怒りあらわ

 韓国俳優・キム・スヒョン(37)の法定代理人を務めているコ・サンロク弁護士が5日、自身のYouTubeチャンネルで警察捜査遅延に対する心境を明かした。

 今年2月、女優のキム・セロンさん(当時24歳)が急死し、遺族とYouTuberのキム・セイがキム・スヒョンに対して、未成年者との交際疑惑を提起、キム・スヒョン側がこれに法的措置を取るなど、泥沼の様相を呈している。

 コ弁護士は、同チャンネルの投稿スペースに「江南(カンナム)警察署の捜査遅延理由に関するソウル警察庁長官の釈明に関するコメント」として「ソン・フンミン選手の脅迫事件は、わずか2週間で犯人が拘束送致されたのに、なぜこの事件は7カ月が経とうとしているのに、核心となるカカオ(メッセージアプリ)の証拠に関する捜査すら行われていないのか」と怒りを表した。

 ソウル警察のパク・ジョンボ庁長は3日、定例記者懇談会で「キム・スヒョンの関連事件は、すでに相当部分の捜査が進んでいる。押収物を国立科学捜査研究院に送り、分析結果を待っているところだ」「キム・セイの関連事件が複数の課に配分されたため、捜査が遅れた側面があった。現在は捜査チームを指定し、事件を一カ所に集めて捜査をしている」と伝えていた。

 パク警察長官の発言を受け、コ弁護士は「この事件の本質は、証拠の捏造(ねつぞう)だ。キム・セイがやったことは疑惑の提起ではなく、故人が違う男性たちとやりとりをした対話の発信者プロフィールを、キム・スヒョンの名前と写真で偽造しただけ」「そして悪質な証拠捏造の犯罪は、あまりにもあっけなく成功してしまった」と嘆き、「捜査チームが集中して捜査していたなら、皆さんは今の私を『キム・スヒョンの代理人』として、お目にかかることはなかっただろう」とつづった。

 続けて「キム・セイを調査しない理由を尋ねるたびに、『告訴状の情報公開請求を待っている』『弁護士選任が遅れている』などの答えが返ってきた。キム・セイを告訴してから、5カ月が経過していた時のことだ。我が国は、いつから犯罪者に告訴状の情報公開請求をさせるために、5カ月も待たせるようになったのか」とやりきれない心境を明かしている。

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