元阪神・金本知憲役の加藤雅也 本人登場に恐縮 「これモノマネちゃいますからね?」
俳優の加藤雅也が6日、大阪市内で脳腫瘍のため2023年に28歳で死去した元プロ野球・阪神の外野手、横田慎太郎さんを描いた映画「栄光のバックホーム」(28日公開)の舞台あいさつに、W主演の松谷鷹也、鈴木京香らと登壇した。
この日はスペシャルゲスとして、加藤が劇中で演じた元阪神監督の金本知憲氏も登場。壇上で並び立った加藤は「監督(金本氏)を横にして、監督をやりました、なんて、恐ろしくて言えない状態になっていますけども」と、恐縮しきり。直後の金本氏の「本物の金本知憲です」というあいさつに苦笑を浮かべた。
自身は本格的な野球経験はなく、今回のオファーを「野球選手は無理でしょう、と言ったんですが、金本さんの『アニキ』という感じを出してくれ、ということだったので、今回やらせていただきました」と、振り返る。奈良県出身なだけに、慣れ親しんだ関西弁で演じられると思いきや、金本氏が「標準語と広島弁」を話すと知り、「僕の演技プランは崩れました」とがっくり。劇場を埋めた観客へ向かって「皆さん、これモノマネとちゃいますからね?似てへんとかそういうのなしよ?」と、訴えかけて笑いを誘っていた。
一方、映画の感想を問われた金本氏は「また横田に会いたいなって思いました」と、感慨に浸っていた。
