「松本、動きました」1年10カ月ぶり活動再開、目うるうるで第一声 「DOWNTOWN+」で生配信 

 昨年1月から芸能活動を休止していたお笑いコンビ・ダウンタウンの松本人志(62)が1日、芸能活動を再開した。この日スタートしたコンビ独自の有料配信サービス「DOWNTOWN+」内で生配信を実施。1年10カ月ぶりのメディア生出演で、第一声は「松本、動きました」で、観客からの鳴りやまない拍手と歓声に感極まった。約1時間のトークの中で「今、僕が思うのは感謝です」と言葉を紡いだ。

 1年10カ月ぶりの登場でもトレードマークの金髪に、筋骨隆々な体が分かりやすいパツパツのスーツ姿。以前となんら変わりない“松ちゃん”の姿がそこにあった。

 観客はスターの帰還に一斉に「お帰りー!」と盛大な歓迎ムード。鳴りやまない拍手と歓声に松本は感極まった様子で目を潤ませ、照れ笑いを隠すかのように頭をかいてから「松本、動きました」と第一声。2019年、吉本芸人らによる「闇営業」問題で、「松本、動きます」と自ら発したおとこ気ある発言をネタにあいさつした。

 続けて「日本のお笑いがしんどいと聞きまして、私、復活することにしました」と宣言。「待ってくれている人もいっぱいいたし、皆さんの時間を止めてしまった。たくさんの芸人仲間とか、後輩を巻き込んだりとかしました。これ以上迷惑をかけられない」などと謝罪の言葉も述べた。

 同サービスは、松本が昨年12月に一部で構想を掲げていたもので、コンビの笑いを体現する場所として形にした。この日は自らの新コンテンツを解説し、今後も月に1回、生配信を実施することや、視聴者参加型の企画の紹介も行った。

 約1時間の配信でも変わらぬ調子で爆笑をさらい続けた。休止中も復帰を待ち望む声は後を絶たず「だからこそこの場を作った。そんな人もいっぱい出られるようなプラットフォームができたと思っている。今、僕が思うのは感謝です」と決意を新たにした。

 配信終了に合わせ、松本による新コンテンツ「7:3トーク」「大喜利GRAND PRIX」など4番組や、過去作品として日本テレビ系「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!」トーク集などが公開された。今後、新コンテンツはコンビ、相方・浜田雅功(62)と三つのカテゴリーで順次展開される。

 ◆松本人志 活動休止からの経過

 23年12月 「週刊文春」が松本の複数の女性に対する性加害を報道

 24年1月 松本が活動休止を発表。その後、松本が「週刊文春」の発行元である文藝春秋などを提訴

 3月 第1回口頭弁論が開かれ、5分弱で閉廷

 11月 松本が訴えを取り下げ

 12月 松本が一部インタビューで復帰を目指すとともに「独自のプラットフォーム」を立ち上げて活動したいという構想を公表

 25年3月 コンビで務めていた、大阪・関西万博のアンバサダー辞退

 8月 24年12月に設立され、既に国内外から数十億円規模の出資を受けていたコンテンツファンドの組成を公表

 11月 「DOWNTOWN+」生配信で活動再開

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