STARTO社アーティスト 3年ぶり紅白出場へ 選出基準3点 今年に入り状況変化 NHKは前向きな姿勢

 STARTO ENTERTAINMENTの所属アーティストが、大みそかの「第76回NHK紅白歌合戦」(後7・20)に出場する方向で最終調整されていることが19日、分かった。創業者の故ジャニー喜多川氏の性加害問題を受け、STARTO勢の出場は2022年を最後に途絶えていたが、3年ぶりに出場する可能性が高まった。

 STARTO社を巡っては23年にジャニー氏の性加害問題が表面化し、同年9月からNHKが同社所属タレントの新規起用を停止。紅白への出場が44年ぶりにゼロに。STARTO社の被害者への補償と再発防止の取り組みを経て、同局は昨年10月に所属タレントの起用再開を発表したが、STARTO社との協議の結果、昨年も紅白出場なしで交渉が終結した。

 だが、今年に入り状況は変わりつつある。同局の音楽番組「うたコン」や「Venue101」に同社所属グループが出演。音楽番組だけでなく、ドラマにおいても同社所属の佐野晶哉(23)が26年前期の連続テレビ小説「風、薫る」に出演することが発表されている。

 NHKは、紅白出場アーティストを選ぶ基準に「今年の活躍」「世論の支持」「番組の企画テーマに合うか」を挙げている。16日の定例会見で、同局は「基準にSTARTO社のアーティストが合えば、というところも含めて検討している」と前向きな姿勢を示した。STARTO社はスタジアムやドームを埋めるアーティストを多数抱えており、民放各局で冠番組を担当するなど、活躍が目覚ましい。NHKとの関係修復が急速になされる今年、3年ぶりの出場へ機は熟している。

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