自公連立崩壊で“ウルトラC”の政権とは「サンモニ」政治ジャーナリストが指摘→高市自民単独、玉木代表で野党政権、もう1つのシナリオは
TBS系「サンデーモーニング」が12日放送され、自公連立政権崩壊について特集した。
10日に行われた自民党・高市早苗新総裁と公明・斉藤鉄夫代表との党首会談で、斉藤代表が連立離脱を伝達。斉藤代表はその理由について、公明党が要求していた政治とカネの問題を巡り企業献金の規制強化について、自民から明確な回答が得られなかったと説明した。
VTRで出演した政治ジャーナリストの後藤謙次氏はそれ以外の理由を指摘。「総裁に決まった直後に国民民主の玉木さんと会ったり、榛葉幹事長と麻生太郎氏が会ったり。完全に公明党はなきがごとき。初手で間違えましたね」と自民党執行部が連立拡大にやっきとなり、公明党をないがしろにしたと述べた。
さらに“公明嫌い”で知られる麻生氏主導の新役員人事に対して、「(公明が)“自分たちの嫌がることを何でやるんだ”という思いも強くあったし、まさに信頼関係が崩れたということ」とし、「麻生さんの要求を取り入れることによって、総裁選を勝ち残るという戦略に沿った結果が今日(の連立崩壊)を招いているんじゃないですか」と主張した。
今後政権の枠組みについて3つのシナリオを提示。その1つが“総総分離”で石破政権を1カ月程度継続させるというもの。外交日程が間近に迫る中で、「自民党は総理指名選挙を先送りして連立相手を模索し続ける」と一時的に棚上げする可能性を述べた。
2つめは、野党3党合意による政権奪取で「玉木総理となる可能性が高い」としている。
3つめは、高市自民の単独少数与党で「高市総理は補正予算後に年内にも解散総選挙に打って出ることあり得る」と述べた。
