高市早苗総裁は「右傾化の象徴のように見えたか?」 公明代表が答えた→「福祉に非常に深い見識」「高市さんを囲んでいる人にはたくさん」
斉藤鉄夫公明党代表が10日にBSフジで放送された「プライムニュース」に出演し、高市早苗自民党総裁について「右傾化の象徴に見えたか」との質問に答えた。
長野美郷キャスターが「高市総裁が誕生してから、ある識者の方は、自民党の軸が右に少し移動する可能性がある。公明党はバランスをとるために非常に重要な役割を担うのでは」との指摘があることについてコメントを求めた。
斉藤氏は「われわれは自公政権である意味ではバランサーとしての、右傾化暴走のブレーキ役としての役割を果たしてきた面もございます」と26年におよぶ共闘を振り返った。「今回は政治とカネの問題。我が党の支持者からすれば我慢の限界を超えてきている。こういう問題が大きなことでございます。今後、私たちはこの分断と対立をあおる社会のなかにあって中道改革。中道というのは真ん中という意味ではなく、人間が中心という意味です。イデオロギーではなく人間が中心。その人間の幸せを考えていく中道改革の先頭に立つというのが公明党の役割。そういう方向で存在感を出していきたい」との考えを述べた。
続けて水内茂幸解説キャスターが「高市さんは右傾化の象徴のように見られましたか?」と尋ねた。
斉藤氏は「いえいえ」と手を振って即答。「火曜日の連立政権協議では1時間半やりましたけど、福祉の面、特に介護の面で非常に深い見識を持ってらっしゃいます」と「非常に」の部分を強調した。さらに斉藤氏は「そういう意味では公明党の、われわれがやってきたことに対しても深いご理解をいただいている。特に高市さんが右傾化の象徴だとは思いません。高市さんを囲んでいるまわりの人にはそれを感じる人はたくさんいますけど、高市さん自身が…」と笑みを浮かべた。「社会保障とか、福祉の面で非常に造詣の深い方というのがわれわれの印象です」と述べた。
