高市総裁誕生の背景 「林芳正陣営から造反組が出て大きな決定打になった」→大番狂わせが起こったと須田慎一郎氏
ジャーナリストの須田慎一郎氏がYouTubeチャンネル「須田慎一郎のウラドリ!」で、「高市総裁誕生の裏側について」と題して語った。須田氏は「大番狂わせが起こった。小泉進次郎氏が総裁になるだろうというのが大方の見方だった。1回目の投票で決着はつかないにしても決選投票で小泉氏が勝利を収めるという見方が支配的だった」と話した。
須田氏は1回目投票で高市早苗氏が国会議員票を64、小泉進次郎氏が80、林芳正氏が72集めたことを踏まえ、「決選投票で2位3位連合となり、少なく見積もっても国会議員票が小泉氏と林氏で152に達する」と林氏への票が小泉氏に集まって合計で小泉氏が152票を集めると指摘。高市氏、小林氏、茂木氏をたしてもそれに及ばず、「小泉氏に勝利が転がるというのが永田町の一般的な見方だった」と述べた。
須田氏は「ワンチャンあるとすれば高市氏が党員党友で圧倒な票数を集めたならば」と指摘。民意を無視して総裁を選べば次の選挙で有権者から反発があるだろうとの考えが底流にあることを述べた。
なぜ、小泉氏が高市氏に敗れたかについて須田氏は「よくよく調べると林陣営です。1回目で小泉さんに投票したうちのかなりの数が高市さんに流れた。林陣営から造反組がでて大きな決定打になった。想定外の動きが起こった。宏池会内部で内紛が起こった」と指摘。「とはいっても決め手になったのは多くの党員党友票を集めた、圧勝していたことが大前提にあった。『自分は高市早苗にいれるべきだ』というエクスキューズができた」とも話した。
