坂東巳之助の長男・守田緒兜くん 初お目見得「義経千本桜」で安徳帝役 錦秋十月大歌舞伎
歌舞伎俳優・坂東巳之助(36)の長男・守田緒兜(おと)くん(7)が1日、東京・歌舞伎座で開幕した「錦秋十月大歌舞伎」(21日まで)で初お目見得し、堂々たる芝居を見せた。
演目は松竹創業130周年を記念した三大名作の通し上演第3弾「義経千本桜」で、緒兜くんは第一部の「渡海屋・大物浦」で銀平娘お安実は安徳帝役を勤めている。
入水を覚悟し「今ぞ知る みもすそ川の 御ながれ 波の下にも 都ありとは」と辞世を詠む場面、渡海屋銀平実は新中納言知盛(中村隼人)を「義経が情け、あだと思うな、これ知盛」と諭す場面、最後に父・己之助演じる源九郎判官義経に抱き上げられて花道を去って行く場面では、大きな拍手を浴びていた。
緒兜くんの祖父は2015年に死去した十代目坂東三津五郎さん。
