北島三郎「魂を込めて」星野哲郎さん追悼 里見浩太朗らと「100歳の時にまた一緒に歌っていたい」
歌手の北島三郎(88)、里見浩太朗(88)、小林旭(86)、水前寺清子(79)らが29日、東京・LINE CUBE SHIBUYAで行われたコンサート「令和・歌の祭典2025~作詞家 星野哲郎生誕100年記念~時代を彩る名曲の数々」に出演した。
開演前、取材に応じた北島は「(星野さんは)私に(「兄弟仁義」「函館の女」など)数々の詞を書いてくださりました。私も一生懸命に歌ってきました。今日は、そういう意味も含めて、先生のファンの方も大勢いらっしゃいますから。一生懸命に皆さんに伝わるような歌を歌いたい。魂を込めて、星野先生を思い出しながら歌いたい」と意気込みを明かした。
また、来月に89歳の誕生日を迎えることを聞かれて「年はやっぱり、だんだんと重ねていくんですけど、年を『取って』捨てていくようにしています」と笑顔。里見らを見ながら「100歳の時にまた一緒に歌っていたいなと思います」と力強く語った。
コンサートは全員で名曲「三百六十五歩のマーチ」を歌唱して幕を開けた。北島はステージ中央で満員の客席を見渡し「昭和の初めにお生まれになった先生が旅立ってから数えたら100歳です。100年ぶりにまた帰ってきちゃったな…。会場の皆さんが星野さんに見えてきた。星野先生がいっぱいいるような気がする」と笑わせながら、大ヒット曲「なみだ船」を熱唱。魂を込めた歌声で恩師を追悼した。
なお、出演予定だった歌手・美川憲一(79)は、今月11日に受けた洞不全症候群の手術の影響で欠席した。
