俳優の栗塚旭さん死去 新作ドラマ撮影直前だった「新選組血風録」「暴れん坊将軍」

 ドラマ「新選組血風録」の土方歳三役で一世を風靡した俳優の栗塚旭さんが亡くなっていたことが12日、わかった。88歳。

 関係者によると、栗塚さんの最近の体調に大きな変化は見られなかったといい、レギュラー出演していた時代劇専門チャンネルのドラマ「三屋清左衛門残日録」の最新作への出演が決まっており、撮影直前の訃報だったという。

 栗塚さんは高校卒業後に「劇団くるみ座」入りし、主宰の毛利菊枝の付き人に。1964年、27歳の時に東映京都テレビプロの第1作「忍びの者」の明智光秀に抜擢された。翌年の「新選組血風録」では主役の土方歳三を演じ、ニヒルな雰囲気がぴったりと合い、はまり役となり一躍スターダムを駆け上がった。さらに70年のドラマ「燃えよ剣」でも再び土方を演じた。

 時代劇を中心に数多くの作品に出演し、ドラマ「暴れん坊将軍」では長年、準レギュラーを務めた。晩年は事務所には所属せず、フリーとして活動。以前所有していた京都市内の自宅敷地内に喫茶店「若王子」を開き、ファンの憩いの場としていたが、18年の台風で被害を受け閉店していた。

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