【山田美保子のミホコは見ていた!】在京“虎党”界隈、ナイショ話
9月5日~7日まで、石川県の加賀温泉で開催されたオープンカレッジに参加してきた。ボランティア集団「エンジン01文化戦略会議」のメンバー100人以上と一緒で、その中には虎党として知られる中江有里さんや、九世 野村万蔵さんが居り、初日のオープニングパーティで顔を合わせた途端、虎談義に花を咲かせることとなった。
週明け、甲子園に行く予定だという中江さんは「それまで待っていてほしい」と複雑な心境を明かし、他球団の試合結果を含め、この数日の動向が気になる我々はビッシリ詰め込まれた加賀での講義スケジュールが少々恨めしくもあった。
翌6日は、イベントの一環で中江さんと夕食を共にすることになったのだが、会場に向かうタクシーの中でもスマホで各試合を食い入るように見つめる様子に、頼もしくも真っ直ぐでチャーミングな虎愛を感じたものだ。
一方、万蔵さんは、私がFacebookに「デイリースポーツ」紙面の勝利の尻尾と共に「アカン優勝してまう」と度々記してきたのに対し、「まだ早い」と注意し続けてくれた人。虎党の皆さんならお分かりだろうが、今期も早々に浮かれ始めた人と、リーグ優勝が確実視されても半信半疑な人とに分かれていたものだが万蔵さんは後者。6月下旬から万蔵さんは連続テレビ小説「あんぱん」(NHK)に「高知新報」の編集局長・霧島了役で出演し、自身も“時の人”となるも、虎の動向を冷静に見守ってきたのだ。
もう一人、Facebookの友達であり、放送作家仲間の虎党、鮫肌文殊氏とも、在京ファンならではのもどかしさを共有させてもらってきた。テレビ中継や特番のあるなしや、スポーツニュースで扱われるネタや尺、生ワイドでのノリなどに関し、東京住まいの虎党は以前から悶々とした日々を過ごしているのだが、鮫肌氏はその想いを連日Facebookの投稿でぶつけていた。
最新の投稿は、「阪神百貨店は容赦がないので無印良品でも平気で六甲おろしを流す」というXを目から涙を流す笑顔の絵文字と共にシェア。「CSで録画した関西ローカルの阪神優勝記念特番を超ニヤつきながら見ております」「こんなんナンボあってもええですからね」と在阪スポーツ紙優勝記念5紙セットの画像と共にアップしていた。あらゆることが“西高東低”ゆえ余計に燃える在京虎党と共に改めて、「阪神タイガース、最速リーグ優勝おめでとうございます!」
