阪神優勝に大阪で東京で虎党熱狂 道頓堀厳戒態勢も飛び込み発生 警察官「立ち止まらないでください!」
阪神の2年ぶりリーグ優勝に、東西の虎党が狂喜乱舞した。大阪・道頓堀ではダイブする虎党が続出した。
阪神の優勝が決定した瞬間、大阪・ミナミの道頓堀にかかる戎橋で上がった歓喜の声は、警察官の拡声器による「立ち止まらないでください!」という怒号にも似た警告でかき消された。
関係者によると大阪府警はこの日、最大1000人の警察官を投入。試合が始まった午後6時ごろから周辺の警備を本格化させた。最も混雑が予想される戎橋では、橋の両側のスロープ部分を封鎖して欄干への接近を阻止。付近の川沿いにある歩道への立ち入りを規制するなど飛び込みへの警戒を強めていた。
試合終了直前から橋の通行を南からの一方通行に規制。橋の左右に警察官をずらりと配置し、通行できる道幅を普段の3分の1程度に狭める措置を取るなど混乱防止に努めた。
しかし約30分後、警備のスキを突いて、川沿いの歩道から飛び込みが発生。さらに戎橋から東へ200メートルほど離れた別の橋でも、ユニホーム姿の男性が欄干から観衆をあおって宙返りで飛び込んだ。騒ぎを聞きつけ警察官が急行して制止すると、周囲からはブーイングも。その後、警察による警備は戎橋から東に250メートルほど離れた日本橋付近まで及んだ。
