阪神・森下 絶好調6戦連続安打 鬼門3連戦11打数5安打「良かったです」キャリアハイ更新78打点

 「中日5-7阪神」(4日、バンテリンドーム)

 左翼席に陣取る虎党のボルテージをさらに上昇させた。七回、一気呵成(かせい)の波に阪神・森下翔太外野手も乗った。近本の適時二塁打で4点リードに広げ、なお1死二、三塁のチャンス。舌なめずりするように打席へ向かうと、左腕・橋本のスライダーを強振。快音を残した打球は左中間を深々と破り、2者を生還させた。

 二塁上、ベンチの仲間に向けたおなじみのポーズに自信が漂う。打点はキャリアハイを更新して78打点。初回に2ランを放った佐藤輝と10打点差は変わず。自身初のタイトル獲得の可能性はまだまだ残っている。

 「良かったです!今日はもう帰ります!」。台風接近のため、試合後に帰阪。森下は大慌てでタクシーに乗り込んだが、その表情と口調にいつもの明るさが戻ってきた。

 勝負の9月に、絶好調モード突入だ。四回先頭では左前打を放ち、6試合連続安打をマーク。今季は中日とバンテリンドームに苦戦してきたが、この3連戦は11打数5安打3打点の大暴れ。前夜は節目の20号アーチも放っており、天敵&鬼門のイメージを払拭した。

 優勝マジックを4に減らし、5日から甲子園で広島3連戦だ。以前から「もちろん決めたい。甲子園の方が多くのファンの人たちに見せられるので」と甲子園での胴上げを熱望していた森下。大一番も快音を届け、ファンと歓喜を分かち合う。

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