NHK「舟を編む」最終回 新型コロナ乗り越え無事「大渡海」刊行…「大辞林」「広辞苑」Xも反応
NHKドラマ「舟を編む」が19日、最終回を迎えた。昨年、NHKBSで放送され、話題を呼んだドラマの再放送。ラストは無事に中型辞書「大渡海」が刊行されたが、「大辞林」を刊行している三省堂、「広辞苑」を刊行している岩波書店のXが反応した。
今回のドラマは、三浦しをん氏の原作では主人公だった馬締ではなく、新入り社員・岸辺みどり(池田エライザ)の視点で描いた作品。最終回は、食道がんになった松本(柴田恭兵)が入院すると、ほぼ同時に新型コロナが発生。校了が迫る中、新型コロナ関連の新しい言葉が次々と登場し、馬締(野田洋次郎)は、これらの言葉を入れるべきと主張する。
これに重鎮の荒木(岩松了)は、もう刊行日はずらせないとし、もしも間に合わなければ二版も出せなくなると危惧。さらに松本に早く届けたいという思いから馬締の主張を拒否するも、松本の妻・千鶴子(鷲尾真知子)が入院中の松本から預かったという書類を持参。そこには松本が病床で吟味した新型コロナ関連の言葉を記した紙が入っていた。
松本の思いを感じた辞書部員。製紙会社社員の宮本のナイスアシストもあり、辞書部員たちは刊行日をずらさず、新型コロナの言葉を入れ込むために動き出す…。
ドラマに資料提供をしていた三省堂の辞書出版部公式Xは20日、更新され「昨夜、NHKドラマ10『舟を編む』最終話では、とうとう『大渡海』が刊行されました。『大渡海』は初版、『大辞林』は第四版、互いに中型国語辞典として切磋琢磨して行けたらと思います」とエール。
「広辞苑」公式Xも20日に更新され、「舟を編む」の公式Xを添付し「辞典編集者が『残すべき言葉』を決めることはできませんが、『定着するであろう言葉』のカンは働くことがあります。例に出た『セクシャルハラスメント』は、1989年に現在の新語・流行語大賞に選ばれ、早くも2年後の『広辞苑』第四版に掲載。今やかつて新語だったとは思えない日常語です」とドラマのワンシーンと重ね、つぶやいていた。
