河瀬直美監督の最新作「たしかにあった幻」ロカルノ映画祭招待 25年前「火垂」受賞「戻ってこられた」

 映画監督の河瀬直美氏(56)の最新映画「たしかにあった幻」(来年2月全国公開)が、6日からスイスで開幕する第78回ロカルノ国際映画祭のインターナショナル・コンペティション部門クロージング作品として正式招待されたことが4日、発表された。

 「たしかに-」は小児臓器移植実施施設を舞台に、ルクセンブルク出身の俳優、ヴィッキー・クリープス(41)演じる主人公が、脳死ドナーの家族や臓器提供を待つ少年少女とその家族と関わりながら、命の尊さと向き合う「愛」の物語。共演は寛一郎(28)が務める。

 2000年の長編第2作「火垂」で国際批評家連盟賞を受賞し、翌年には「きゃからばあ」でコンペティション部門に招待されるなど、同映画祭と縁深い河瀬監督。クロージング作品への選出を喜びつつ、「思い返せば、2000年公開の『火垂』がロカルノで受賞したことは私にとってとても美しい忘れられない想い出です。25年の月日を経て、またロカルノに戻って来れたことに感謝しています」と、感慨を語った。

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