今村翔吾氏 著書「幸村を討て」をユニークPR「阪神が巨人を倒した気分みたいな!」
作家・今村翔吾氏が29日、大阪・北区の大阪天満宮で、今年の第13回「大阪ほんま本大賞」を受賞した著書「幸村を討て」(中央公論新社)のヒット祈願を行った。
大阪天満宮は菅原道真公を祀った神社で、地元では「天満の天神さん」と呼ばれ、学問の神様として親しまれている。出版関係者と手を合わせ、ヒット祈願をした今村氏は「この本は今まで無冠のままでしたが、サイン会でも小・中・高生が多い不思議な作品なんです。幸村という名前に惹かれる人が多いのかなと思います」と分析。
物語は真田家が、天下人・徳川家康に挑む大坂の陣を題材にしたミステリーで「ちょっと、(徳川)家康に対して“ざまあみろ”感、無いですか!?関西人の、僕らより年配の層が本能的に持っている“関東、なんぼのもんじゃい”を具現化した作品でもあると思います」と語り、「阪神が巨人を倒した気分みたいな!大阪の方、スカッとしますよ!といった勧め方もあるのかな」と幸村を阪神に例えて、笑わせた。
