東映・吉村社長 涙声で感謝「皆さまの支援のおかげ」丸の内TOEIグランドフィナーレ
映画配給会社・東映の最後の直営館となった東京・丸の内TOEIの最終上映グランドフィナーレが27日に行われ、65年の歴史に幕を閉じた。最後の上映前イベントには、サプライズゲストとして俳優・吉永小百合(80)が来場。思い出の地の閉館を悲しみ、声を詰まらせた。また、7代目となる東映の吉村文雄社長(60)が満員の会場のファンにあいさつし、感謝の思いを告げた。
吉村社長がグランドフィナーレの来場者に感謝の思いを明かした。東映では5月9日から7月27日まで「さよなら丸の内 TOEI」プロジェクトを開催。100作品以上が上映され4万6120人が来場し、興行収入7761万8400円となったと発表した。65年間、同地で映画上映ができたことに「銀座の地でずっと上映し続けて参りました。皆さまの支援のおかげです」と涙声で述べ、「閉館しても皆さまの記憶に残り続けるような存在であることを祈っております」と語った。
