今年デビュー６５周年を迎えた歌手・ささきいさお（８３）が２０日、東京・Ｚｅｐｐ　Ｈａｎｅｄａで「ささきいさおデビュー６５周年記念～仲間と祝う復活祭～」を開催した。

　今年１月に体調を崩し、間質性肺炎急性増悪と診断されたささきは２月末まで入院治療を受け、退院後も自宅静養とリハビリを続けていた。一大イベントとして準備に力を入れ「宇宙戦艦ヤマト」のアカペラ歌唱し、ステージへ登場したささきは「今年１月に病気をしてからというもの、自分は誰かに生かされているんだと感じるようになりました。今日は応援してくださる皆さんへ感謝の気持ちをこめて歌います」と、この日「アニソン界の大王」のデビュー６５周年を祝うべく集まった約２０００人の観客へ笑顔であいさつした。

　そして「真赤なスカーフ」や「ヤマト！！新たなる旅立ち」と宇宙戦艦ヤマトにまつわる２曲を熱唱。その後、お祝いにかけつけた堀江美都子は「別離」や「ＴＨＥ　ＧＡＬＡＸＹ　ＥＸＰＲＥＳＳ　９９９　Ｏｎｅ　Ｖｏｉｃｅ　Ｖｅｒ．」を歌い盛り上げた。

　７月１６日には６５周年を記念したベストアルバム「ささきいさお　デビュー６５周年記念　ベストコレクション」を発売したばかりだが「まずは最後まで歌い切れてよかった」と胸をなでおろした。