80歳・杉良太郎、高校生へメッセージ「力一杯生きなきゃ人生もったいない」
歌手で俳優の杉良太郎(80)が9日、都内の高校でBSフジの特番「杉良太郎の人生感-明日を生きるヒント-」(8月3日、後21・00)の番組収録に参加した。警察庁の特別防犯対策監が自らの人生を振り返りながら、高校1年生60人に熱いメッセージを送った。
高校生から「困難が立ちはだかった時に何を糧にしているか」と聞かれると、杉は「芸能界で生きている時に本当に悩んでのたうち回ったことはそれほどない。だけど福祉だけは、本当に苦しかった」と明かした。
ただ、「苦労を楽しみながらやろう、苦労って楽しいなという人生に切り替えた」という。「地震や災害は年中どこかで起きている。(全部に)飛んでいくわけにはいかない。準備がいるし、あまりにも多い。災害支援は大規模で大きなお金がかかる。自分の力でできる範囲でやらないといけない」と現状把握が重要だとし、「自分にできる範囲で、お金がある人がお金を寄付する。お金がない人は時間を寄付する。これが福祉」と熱弁した。
さらに、「みなさんに絶対に約束されているのはいずれ死ぬ(こと)。今生まれた赤ちゃんだって墓場に向かっている」とも呼びかけた。「じゃあこの短い人生をどうやって生きるか、幸せとは何か。力一杯生きなきゃ人生はもったいない」とも力強く伝えた。
