TBSラジオ 不適切言動の田原俊彦を「男性ゲスト」とした理由説明「隠すということは全くございません」
TBSが2日、都内の同局で、定例社長会見を開催。6月15日に放送されたTBSラジオ「爆笑問題の日曜サンデー」内で、田原俊彦が女性アナウンサーに不適切言動をした問題について林慎太郎社長が言及した。
林社長は「今回の件を判断した理由は、一つ一つの言葉や行為を個別に判断したということではなくて、総合的に不適切だったんではないかと思っている」と説明。放送前には「ゲストに対して行き過ぎた発言のないよう注意喚起している」という中で「手を触ったとされる場面については、生放送中はスタッフが見えなくて。放送後スタッフがアナウンサーに確認したところ、ゲストがテーブル越しに指に触れたと伺い、発覚した」と経緯を明かし、「その後、いろいろ正式に聴取して対応した」と続けた。
その後、田原のマネジャーが6月27日にTBSラジオへ来局し面会をしたという。局としては不適切な言動の注意喚起と再発防止を申し入れ、田原側からは「ご迷惑をおかけしまして申し訳ございませんでした」と謝罪を受けたと明かした。
出来事の発覚を発表した文書では田原俊彦の名前は明記されず「男性ゲスト」と伏していたが、これについて内田伸経営企画局長は「田原さんの責任だけではなくて、TBSラジオとして、社としての問題も重く受け止めてるということもあり、名前だけが走る形ではなく、お名前を書かずにあえて出させていただいた」と説明。「田原さんを隠すとか、そういうことでは全くございませんので、そこだけご理解いただけますと幸いです」と続けた。
