吉沢亮が激白「一番生きてるなって実感する瞬間はお芝居してる瞬間だったりする」 「国宝」興収21・4億、動員152万人の大ヒット

 「国宝」の大ヒット御礼舞台あいさつを行った(左から)吉沢亮、李相日監督
 「国宝」の大ヒット御礼舞台あいさつを行った(左から)吉沢亮、李相日監督
 「国宝」の大ヒット御礼舞台あいさつを行った(左から)吉沢亮、李相日監督
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 俳優の吉沢亮(31)が23日、東京・歌舞伎町で主演映画「国宝」の大ヒット御礼舞台あいさつを李相日監督と行った。

 歌舞伎の世界を描いた「国宝」は3時間近い上映時間をものともせず、前日22日までの公開17日間で動員152万人、興収21・4億円と大ヒット中。配給元によれば、最終興収見込みは50億円突破が確実で、60億円も目指せるという。

 週を追う毎に動員を伸ばしており、吉沢は「たくさんの方に愛していただいてうれしい限り」、李監督は「映画館で見なきゃっていう波が起きていることが非常にうれしい」と笑顔を見せた。

 社会現象とも言える大ヒットとなっており、吉沢は「今までにないぐらい知り合いからの連絡をたくさんいただいて。個人的に一番うれしかったのは、同い年の俳優がいるんですけど、『役者ってやっぱりカッコいい仕事なんだなって改めて思った』っていう連絡をいただいて、非常にグッとくるものがあってうれしかった」と、同業者からの反響を語った。

 イベントでは観客からの質問に答えるコーナーが設けられた。

 のけぞるシーンから「体は柔らかい?」という質問に、「めちゃくちゃ固いんですよ、僕、基本的に。どの役をやる時も必ず苦労する」という吉沢は「今やったら腰いっちゃう。もともとはできませんでしたし、稽古を重ねて、寝る前にやってみたりしながら、撮影に入る直前ぐらいにようやくできるようになったっていう感じで、日々稽古してましたね。歌舞伎というものを成立させるためにやれることはたくさんやりました」と、苦労を振り返った。

 映画を撮る前と撮った後での吉沢への印象の変化を聞かれた李監督は「ない」と笑った上で「まだ何か隠してるとは言わないけれど、まだ何かあるでしょ?と常に思わせる感じは変わらない。底かなと思ったらまた別の扉という感じで、非常に面白い人だなあと思っています」と魅力を指摘。

 吉沢「別に何も隠してない」とかわしつつ、李監督の印象について「同じシーンを何十テイクもやったりとか、すごい怖いよみたいな話を聞いていたので、覚悟して現場には入ったんですけど、むしろ逆で、すごく愛情を感じる。ものすごく目の前にどでかい壁をどーんって立てられるんですけど、おまえなら越えられるよねという、絶大な信頼も、ともに寄せながら与えてくれる感じがするというか。ものすごい困惑はするけど、絶対に乗り越えてやろうという気にもなるし、そういう意味での安心感みたいなものは半端じゃなかったので、そういう意味では印象は違ったかもしれない」と先入観からの変化を語った。

 自身と主人公の喜久雄が重なるところを聞かれると「自分的にはない」としつつも、「お芝居しかない感じとか、僕もそこまでは言わないけど、お芝居している時が一番楽しいし、一番苦しい気持ちにもなるし、一番生きてるなって実感する瞬間はお芝居してる瞬間だったりするので、そういう意味では似ているというか理解できるなという部分はありました」と、主人公への俳優ならではの共感を示していた。

 この日は上映前の舞台あいさつだったが、李監督が最後のセリフを口にしてしまい、「見てない方ごめんなさい!ああ、言っちゃったな…」と慌てる一幕もあった。

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