前田敦子「永遠の憧れ」レジェンド女優への愛が大爆発! もし会ったら…「ダメですダメです死んじゃいます。ホントに生きていけない」
俳優の前田敦子(33)が21日、東京・角川シネマ有楽町で上映されている「若尾文子映画祭」でトークショーを行った。
前田が「永遠の憧れ」という邦画黄金期の大スター、若尾文子(91)が大映時代に出演した36本を上映する映画祭で、前田は「何が何でも来たくて、好きすぎて、これは私が行かないと誰が行くんだっていうぐらい、私は好きな気持ちは負けません」と、声が裏返るほど若尾文子愛が大爆発。
最初は代官山のTSUTAYAで「青空娘」のポスターを見て、ソフトを「ジャケ写買い」したという。「絶対美しい方だなって、詳しく知らないでとりあえず5作品くらい購入して帰ったんですけど、なんてステキな素晴らしい女優さんなんだろうと思って。特に私は声が好きなんですけど。ちょっとクセのあるしゃべり方をされますよね。一人称をしゃべる若尾さんがすごく好きで」と、モノマネも交えつつ熱弁を振るった。
不倫を描いたある若尾の代表作について「やってみたいですねえ、崖から落ちるか落ちないかみたいな役。崖から落ちるのか、自分が生きるか死ぬかみたいなシーンってなかなかない」と出演願望を口にし、「髪が乱れていくのも艶っぽくていい。抱きしめたくなっちゃいますよね、その思いを。精神的には大変なことになってるのかもしれないけど、それでもなお素晴らしい、ステキだなと思ってしまう。そんな心情が描かれる作品にはなかなか今、出会えないかもしれない。不倫ドラマとか、はやってますけど、また違ってますよね、現代のテイストと。どうしても重厚感はこっちの方がある」と、時代の違いに嘆息。
「一生抜け出さないです。抜け出せないじゃなく抜け出さないです」と若尾文子沼は一生モノだと訴え、もし若尾と会ったらと聞かれると「ダメですダメです死んじゃいます。もうホントに生きていけない。ピークを迎えてしまう。もう何のために生きればいいかわかんなくなっちゃいますね。一瞬で全てが満たされてしまうと思います、と言うぐらい好きです」と愛があふれ出た。
トークは柄本佑・時生兄弟との若尾文子談義にも展開。2カ月間のウズベキスタンロケに若尾文子のソフトを5本ほど持参し、共演の時生が持参した「ダウンタウンのごっつええ感じ」と交換しつつ鑑賞していたといい、「東京おにぎり娘」には2人で「ヤバいね!」とうなったという。
若尾の話題で「過去一で盛り上がった」のは佑だとも明かし、共演した際には「どの作品の若尾さんが1位かっていうのを永遠に語ったことがありまして。それはもうすごかった。大先生でしたね。1位だと思います。たくさん教えてもらった」と、佑の若尾ファンぶりに脱帽したという。
この日は映画祭の目玉である代表作「妻は告白する」の4K版が上映され、前田は「こうやって作品が守られるためにはファンの皆さんの応援があってこそ。これからも美しい若尾さんをどんどん現代に残していってほしいなと思うので、皆さんも若尾さんの魅力を語って、何代も先まで残していってほしい。まだまだ4Kになっていくように、フィルムが守られるように応援していきましょう!」と笑顔で呼びかけていた。
