市川團十郎 女役のビジュアル「厳しい」けど自信アリ 長女・市川ぼたんに亡き妻重ねる「芯が麻央と似ていて強い」

 歌舞伎俳優の市川團十郎(47)が9日、都内で、東京・歌舞伎座「七月大歌舞伎」(5~26日)の取材会を行った。

 昼の部で成田屋のお家芸「新歌舞伎十八番」から「大森彦八」「船弁慶」「高時」「紅葉狩」を史上初めて一挙上演する。四役のビジュアルを撮影した團十郎は「ふだん女役をやらないですから、自分で言うのは変ですけどかなり厳しい」とぼやいた。

 だが一方で「ビジュ的には、そこら辺の人とそんなに変わらない感じにできあがってるのではないか」と自信もチラリ。立役の帯は「腰から丹田辺り」で締めるのに対し女形は胸下で締めるため、「縛られたソーセージみたい」と笑わせた。

 また、「紅葉狩」と夜の部の「鬼平犯科帳」に出演する長女・市川ぼたん(13)について「芯が麻央と似ていて強いので、どういうふうに自分を育成していくか判断できると思う」と、亡き妻・麻央さんを重ねていた。

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