「べらぼう」誰袖の背後で動く人物がいる 目的は?一橋=松前の「二重スパイ」説も ラスト不用意すぎる田沼意知→運命の天明4年に、あっ…
NHK大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」は8日に第22回「小生、酒上不埒にて」が放送された。
田沼意次(渡辺謙)の嫡男田沼意知(宮沢氷魚)が、松前藩から領地を没収する理由を探すため、身分を隠し「花雲助」と名乗って吉原に潜入。密貿易の噂を聞き、証拠をつかむために背後に一橋治済(生田斗真)がいる松前藩を向こうに危険な内偵を始めた。
これに花魁誰袖(福原遥)が、意知に間者となって手伝うと近づき、松前家の江戸家老・松前廣年(ひょうろく)を手玉に取り…。
誰袖は、代わりに身請けを求めているが、陰ある表情からは、本当の目的が分からず。幼少時から蔦屋重三郎(横浜流星)を慕っていることは間違いなさそうだが、ネットでも「面食いも身請けも最終目的ではないようだし」「誰袖花魁ちゃんの目的まだ描かれてないからほんと気になる」「目的は一体?」「誰袖は何を目的にここまでやるんだ」と反応する投稿が集まった。
前回第21回では、意知が吉原の狂歌宴席に潜入し、「蝦夷の桜」を名乗る松前藩士、湊源左衛門が入ってきて隣に座ると、誰袖が目配せ。これに幼少時から誰袖のお目付け役だった大文字屋の志げ(山村紅葉)が静かに動き、近くでお酌をしながら、意知と湊の密談を盗み聞きした。その後、誰袖が松前藩の密貿易のことを手紙に書いて気を引き、意知に接近した。
一橋=松前側の「二重スパイ」を疑う見方も出ている。
朋誠堂喜三二(尾美としのり)や恋川春町(岡山天音)の出版物から、ラストは天明3年の年の暮れだったとの見方も。意知が、蔦重に身分や松前内偵を明かすなど、不用意な言動が案じられる中、運命の天明4年の年が明けた。
