上坂樹里 射止めた朝ドラ主演 合格通達は先輩からサプライズ「メッセージボードを渡されて」
NHKは3日、2026年度前期連続テレビ小説「風、薫る」で俳優・見上愛(24)とともにW主演を務める2人目のヒロインが上坂樹里(19)と発表し、都内の同局で会見を開いた。
21年のデビューから3回目の朝ドラヒロインへの挑戦。2410人が応募したオーディションでついに夢の大役を射止めた上坂は、登場から感涙し「うれしい気持ちと、感情が追いつかなくて頭が真っ白になったし、いまだに夢を見てるよう」と喜びを語った。
合格の通達はユニークな形だった。2週間前、事務所の先輩で25年度後期放送の「ばけばけ」で主演の高石あかり(22)から「サプライズで伝えていただいた」とし「メッセージボードを渡されて『風、薫る(役名の)大家直美、上坂樹里』って書いてあって。そこで初めて知った」と笑顔。2期連続で同じ事務所の俳優がヒロインを務めるのは、令和初となった。
明治時代を生きた2人のナースの激動の人生を描く物語で、上坂と見上はバディとして共演。上坂演じる大家は、生きていくために多少のうそやズルもいとわない人間味ある役柄だが、「私とは真反対」と分析した。
これを受け、報道陣から「正反対ってことだけど大丈夫か?」とクセある質問をされた見上は、「大丈夫だからここにいらっしゃるんです!」と力強く擁護。すでにバディ感を漂わせ「数週間前に初めてお会いして、後ろの壁が透けて見えるくらいの透明感を持っている」と魅力を熱弁した。
◇上坂樹里(こうさか・じゅり)2004年7月14日生まれ。神奈川県出身。21年、モデルオーディション「ミスセブンティーン2021」でグランプリを獲得し、Seventeen専属モデルとなる。同年、ドラマ「そらぞら」で俳優デビュー。ドラマ「いちばんすきな花」や「御上先生」など話題作も出演。学生時代は生徒会長経験あり。身長160センチ。
