嵐の相葉雅紀（４２）が、７月９日スタートのテレビ朝日系ドラマ「大追跡～警視庁ＳＳＢＣ強行犯係～」（水曜、後９・００）に、俳優の大森南朋（５３）、松下奈緒（４０）とトリプル主演を果たすことが１日、分かった。

　「相棒」、「特捜９」、「刑事７人」を生み出してきた、テレ朝伝統の「水曜９時枠」に、新たな刑事ドラマ、そして同枠では１０年ぶりとなる新シリーズが始動する。

　豪華主演陣に加え、「ＨＥＲＯ」、「龍馬伝」などを手がけたヒットメーカー・福田靖氏が脚本を担当。期待の新作を前に相葉は「一日一日の撮影を大事にやっていきたいなと思っています」と意気込んだ。

　相葉にとっては「刑事７人」の東山紀之、「特捜９」の井ノ原快彦といった、身近な先輩が主演を務めてきた「水９」だけに、「最初にお話をいただいたときは驚きと光栄に思う気持ちがありました」と、率直な思いを語った。

　物語の舞台は分析と追跡捜査の専門部隊「ＳＳＢＣ（捜査支援分析センター）」の中で、凶悪犯罪を担当する警視庁捜査一課を専門に支援する別班「強行犯係」。普段は縁の下の力持ち的な存在だが、元捜査一課の刑事・伊垣修二（大森）と、外資系証券会社から転職し、元警察庁長官を叔父に持つキャリア組・名波凛太郎（相葉）のバディが最前線で事件解決に挑む。捜査一課主任で伊垣と元夫婦でもある青柳遥（松下）は、支援役の域を超えた２人の“暴走”に振り回されていく。

　ドラマでは今回が初共演となる３人。大森が「初日からすでに３、４年やっているかのような雰囲気。この空気のまま、ずっと長く行けたらいいなと思っています」と、長寿シリーズ化を見据えれば、松下も「お二人ともとても安心感のある方々で、すでに役を取り込んでいらっしゃるので、その中に私もストンと入れた感じでした」と声をそろえた。

　２人の心強い言葉に、相葉も「よい作品が生まれそうな、すごく雰囲気のいい現場です」と手応え十分。「見ていて楽しくて、そして最後はスッキリする、そんなドラマになっています」と、力強くアピールした。