GLAY 「僕らとファンをつなぐ約束の場所」 10年ぶり東京ドームでワンマンライブ開催へ

 GLAYの(左から)JIRO、TERU、TAKURO、HISASHI
 熱唱するTERU
2枚

 男性4人組ロックバンド・GLAYが10年ぶりに東京ドームでワンマンライブを開催する。昨年5月から突入したメジャーデビュー30周年を記念し、1年間背負ってきた周年のテーマ「GLAY EXPO」のフィナーレを飾るべく東京ドームに立つ。30年で築き上げた熱いロックを提示し、GLAYER(ファンの呼称)と喜びを共有する。東京ドーム2DAYSを目前にした4人がデイリースポーツのインタビューに応じ、ステージに向けた思いを語った。

 BIG EGGでメモリアルイヤーを盛大に締めくくる。東京ドーム2DAYSを目前にしたボーカル・TERU(53)は「30年たっても同じメンバーで東京ドームに立てることは当たり前な事ではない」と貴重なステージであることを再確認し、「その喜びを噛みしめながらステージに立ちたい」と意気込む。ギター・TAKURO(54)は「いつの時代も東京ドームに立つ時は厳かな気持ち」と心境を語る。

 99年に初ドームツアーで初めて東京ドームに立った。その後も同所でGIGしてきたが、今回はどんなステージなのか。TAKUROは、30年で生み出した楽曲の数々を「ファンの皆さんと共に育んできたもの」と位置付け、今回のセットリストは「その楽曲たちを中心に組み立て、ファンの皆様の思い出とも成長してきた曲たちをお届けする予定」と予告。古参ファンを驚かす様々なサプライズを用意した。

 前回の東京ドーム公演は、デビュー20周年記念公演として立った15年5月。20周年の総まとめとも言える圧巻のステージが繰り広げられた。デビュー25周年にドームツアーを予定していたが、コロナ禍で中止となっていた。リベンジとも言えるステージになるが、ベース・JIRO(52)は「単独では10年ぶりの東京ドームとなるので、出し惜しみせず、持てるアイデアは全部使って皆さんと一緒に楽しみたい」と燃える。

 25周年からの5年間で記憶に残るのは、コロナ禍。思うようにいかない活動期間もあったが、GLAYは決して諦めなかった。ギター・HISASHI(53)は「コロナ禍を経て色々気付くことができ、GLAYにとってプラスに繋がる面もありました。あらゆるネガティブをポジティブに変化させる楽しみもあるので、あれから少しだけ進化したGLAYが届ける事ができると思います」と今の自分たちに自信を見せる。

 GLAYにとって東京ドームとはどんな場所かと問うと、TERUは「頑張ってきたご褒美のような場所でしょうか?」と語る。5月31日、6月1日に広がるであろう景色を「ファンの皆さんもお祭りのような気分で会場に来ると思います」とまぶたの裏に思い浮かべている。2月にLUNA SEAとの対バンで同所に立ったが、今回はワンマン。JIROは「改めて特別な場所だと思います」としみじみだ。

 TAKUROは「1999年に初めて東京ドームに立ってから、いつだって僕らとファンをつなぐ約束の場所です」と語る。その言葉通り、周年ごとにドームでの再会を実現してきた。「良い作品を作っていれば立てると言う場所でもなく、スタッフの皆さんの協力や関係者の皆さん、何よりファンの皆さんが、僕たちを東京ドームに送り出してくれていると思うので、恥ずかしくないステージをやらなければならないと誓う神聖な場所です」と身を引き締める。GLAYに関わる全ての人の思いを背負い、4人がドームに降臨する。

  ◇  ◇

 TERU(テル)1971年6月8日生まれ。北海道函館市出身。ボーカリスト。声の特徴は、力強く突き抜けるハイトーンボイス。GLAYのシングル楽曲を数多く手がけている。

 JIRO(ジロウ)1972年10月17日生まれ。北海道函館市出身。ベーシスト。THE PREDATORSのメンバーとしても活動。GLAYのライブ演出やグッズ制作にも関わる。

 TAKURO(タクロウ)1971年5月26日生まれ。北海道函館市出身。リーダー兼ギタリスト。GLAYの楽曲を手がけるメインコンポーザー。精力的にソロプロジェクトも進めている。

 HISASHI(ヒサシ)1972年2月2日生まれ。青森県出身&北海道函館市育ち。ギタリスト。ACE OF SPADESのリーダー兼ギタリストとしても活動している。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

芸能最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(芸能)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス