小林幸子 超人気アニメで声優をしていた!ドラゴン役に監督「ラスボスでお願いします」
歌手の小林幸子(71)が26日、都内で行われたアニメ映画「小林さんちのメイドラゴン さみしがりやの竜」(6月27日公開)の完成披露舞台あいさつにサプライズ登場し、エンディング主題歌「僕たちの日々」を初披露した。
小林は歌う前に「人って当たり前だって思ってるけど、当たり前ってないって気付いて、また忘れて、また同じことを繰り返して。日本も世界もコロナで当たり前はないって学習したくせに、また時間がたつと少しずつ忘れていたりして。絶対に忘れないで生きていただきたい。こうやって(この場にいる人々が)会っていること自体が奇跡だと思います。そんな内容の歌詞です」と観客にメッセージを送った。
小林の劇的な歌唱に、声優の長縄まりあ、田村睦心、桑原由気は思わず涙。長縄は「聴いていていろんなことが通り過ぎて。いろんな方向からの絆とか愛とかギュッと詰まってる映画だなと、お歌を聴きながら心にしみてしまって」と、歌の力に感じ入った。
小林はドラゴンのフェリキタス役で声優を務めていることも明かされた。おいの子供とめいの子供が「メイドラゴン」の大ファンで、「幸子おばちゃん、出るの?歌うの?」と喜ばれたといい、「私は本名小林幸子で、小林で良かったなあと思いました」と、小林つながりに感謝した。
ドラゴン役についても「子役としてデビューして、今年61年に入りました。ありとあらゆるお仕事をさせていただきましたが、ドラゴンはなかった」と笑顔。
石原立也監督に「どういうふうに演じればいいんですか」と尋ねたところ、「幸子さんラスボスでお願いします」と注文されたといい、石原氏が「すぐ隣で僕がディレクションさせていたんですよ。(通常は)ほぼないんです。監督はアフレコブースに入らないんです」と振り返ると、「ということは、私のこと好きだってことですか?」と笑わせた。
声優・小林幸子について、田村は「音響監督さんにきいたら、幸子さんめちゃくちゃうまかったって。実際に拝見して、本当にうまい!ってビックリしました」と太鼓判を押した。
また、長縄は「良すぎてというか、俯瞰(ふかん)して集中して見た時、メイドラゴンってすごくかっこいいんだなって思いました。ステキな映画に完成していて、私は感動して(試写から)一人で帰りました」と、仕上がりに手応え十分。
「私は長年カンナ(役)と歩み続けているので、この映画は何回見ても泣いてしまうので、何度も何度も見ていただいて、自分に重ねて人生だったりこれからだったり、何か深く考えるきっかけになってくれたらとってもとってもうれしい」と呼びかけていた。
