被爆三世HIPPY「原爆の語り部」で平和を伝える 6月には広島で10周年記念ライブ開催
「君に捧げる応援歌」がTikTokなどで大バズリして人気上昇中のシンガー・ソングライターのHIPPY(44)が19日、広島に本店を置きCMソングを手がけたお好み焼き店の電光石火・渋谷センター街店でデビュー10周年の会見を開いた。
HIPPYは「10年も続けられるなんて想像もしていなかった。とてもうれしいです」とお祝いのお好み焼きの火を消した。
10年を振り返り「たくさん背中を押してもらって活動できたんですけど、もう難しいなと思ったときにSNSでお前の曲が広がってるぞと友達から教えてもらって、TikTok開いてみるとたくさんの方が歌ってくれたり使ってくれたりするシーンを見て感動しました」とコロナ禍の中でSNSから「君に捧げる応援歌」が大バズリして今に至った。
6月14日には記念の初アリーナライブを故郷の広島サンプラザホールで開く。また、同日にニューアルバム「ひろいしま」を発売。今夏、中国地方で開催の全国高校総体(インターハイ)の公式応援ソング「ぼくらのスタートライン」も収録されている。
広島を拠点に活動しているHIPPYは、被ばく三世でもある。20年近く「原爆の語り部~被爆体験証言者の証言~」に参加。今では中心的人物となり毎月6日に開催している。
「広島の被ばくされた方の話を聞いている。その話を聞いているからこそ歌への意味合いとか歌の作り方が変わったと思う。この町から発信することの意味とかいろんな人の話草木が生えないはずの広島が戦争を感じさせない復興していてその景色をみる度に先輩たちの頑張りとか誇らしく思うようになった」
歌手活動を主軸におきながら平和活動も行っている。
