大泉洋&松田龍平 人気シリーズ第4弾に意欲 大泉「東映と約束してますから」松田「僕はだいぶ前から準備万端」

 俳優の大泉洋(52)と松田龍平(42)が14日、東京・丸の内TOEIで、大泉がススキノの探偵役、松田が相棒の高田役を演じた映画「探偵はBARにいる3」(2017年)の上映後舞台あいさつを行った。

 1960年開館の同館が7月27日で閉館するのに伴い、閉館日まで開催中の上映イベント「さよなら丸の内TOEI」の一環でこの日、2011年、2013年、2017年に公開された人気シリーズ「探偵-」3部作を一挙上映したもの。

 2人が顔を合わせるのは前作以来、7年半ぶりで、大泉はマイクを背後に隠している松田に「8年の間に松田龍平の舞台あいさつのスキルがどれぐらい上がってるか楽しみにしてたんですよ。変わってない」とさっそくツッコむと、「今日は(永野芽郁と共演した)『かくかくしかじか』の公開に来ていただいて。正直、私いま『探偵はBARにいる』の舞台あいさつしてる場合じゃないんですよ」と、のっけからぶっ込んで場内の空気を暖めた。

 2人は「松田龍平という人間はもっと薄情な人間じゃないかと。(丸の内TOEIの)最後に舞台あいさつしてくれませんか?と言われても『うーん、いいかな』と断るんじゃないかと。実は情に厚い人間なんだな」(大泉)、「8年ぶりですからね。会いたいたいなと思って」(松田)などと、映画の探偵(大泉)と高田(松田)さながらのトークを展開。

 あいさつをうながされた松田が「『探偵はBARにいる4』初日舞台あいさつに…」とリップサービスすると、3部作のファンで満席の場内は大歓声に満たされた。

 製作が待望される「4」について、松田は「僕はだいぶ前から準備万端なんですよ。この人(大泉)が忙しいと同時に、ホンにうるさいんですよ。こだわりが強くて。めんどくさい。なんでもいいじゃないですか」と大泉にボールを投げると、毎回拷問されるなどヒドい目に遭っている大泉は「おまえも拷問受けてみろよ!」とぼやきつつも、「私だって言ってますよプロデューサーに。どうなってるんですか?『探偵はBARにいる』をしましょうって」と「4」に意欲を見せた。

 これまで小雪、尾野真千子、北川景子が務めてきたヒロインについて、松田が「今まではけっこうアダルティーな女優さんだったんで、子役とか」と提案すると、大泉は「いいと思う。子供に振り回される探偵ね」と同意し、「子供がバーに入ってくる。『パパ!』。おお、ありそう!(高田が)『探偵おまえ子供いたのか?』なんて。(子供の母親が)手紙かなんかよこして。『この子あなたの子供です』、『はあ!?』なんて。拷問され、ひどい目に合わされて、(高田が)遅れてやって来て。最後は子供とお別れするんでしょう。1人で生きてくんですよ、その子は」とノリノリでプロットを展開。客席からは大きな拍手が送られた。

 大泉は「東映なんて『探偵はBARにいる』シリーズは一生やりましょうって言ってましたよ。約束してますから、東映と」と猛アピール。松田に「(松田は)不思議な魅力にあふれてますから、一緒にお仕事できるんならしたいですね」と改めて呼びかけると、松田も「そうですね」と応じた。

 「探偵-」3部作の初日舞台あいさつなどを行ってきた縁の深い丸の内TOEIの閉館ということもあり、松田は最後に「最後にこうやってずっとお世話になった劇場で、『4』は間に合わなかったですけど、改めて上映することができて、大泉さんと壇上に立つことができて、とても良かったなとうれしい思いでいっぱいです。ありがとうございます」と感謝。

 大泉も「丸の内東映の歴史は終わるということで、呼んでいただいてうれしいです。シリーズ3本を作らせてもらって初日舞台あいさつし、次回作製作決定!なんて盛り上がってもらった思い出がたくさんあります。およそ8年ぶりに龍平君とここでまたあいさつさせてもらって、最後の最後でまたステキな思い出をもらえたな」と感無量で「閉館には間に合わなかったけど、『4』を作らなくてはいけない!気持ちも新たに感じた次第でございます」と「4」製作を約束し、「またいつか会いましょう!ありがとう!」と、万感の思いを込めて別れのあいさつを述べていた。

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