テレビ朝日「ザワつく！金曜日」が９日に放送され、俳優・石原良純が出演した。

　良純は、２０２２年に亡くなった作家、政治家の父・石原慎太郎さんのエピソードを回想。「今、ちょっと本を書いてんのよ。これは兄弟４人でやろうって。兄弟ってさ、親が死んだらしゃべらなくなるじゃん？（家の）そういうのを全部書き留めようみたいな」と明かした。

　つづけて「じゃあ、どこから書くかなって。親父が亡くなった日のことだったら、みんな鮮明に覚えてるから書こうっていうことになった」と打ち明けた。

　「僕はあの日、何が驚いたかっていうと１０時に危篤ですって電話があって、１０時半に亡くなったって弟から電話があって。１２時に（出演ドラマの）プロデューサーがロケ中に『石原さん、すいませんね。こんな大変な時に。お父さん亡くなられて』って言うから、なんで知ってんだ？って思うじゃん。『いや、ＮＨＫでニュースでやってましたよ』って言うのよ」と振り返った。

　「マジかよ！って。一番困るのは、母親にどう伝えるかってことが一番、僕らの中ではね。隠し立てをするわけでもないんだけど、どういうタイミングでって、あるじゃない？お母さんから電話かかってきちゃって。『大変なことになっちゃったわね…』って。誰だ、こういう迷惑なことするやつは！と思って。普通に考えたら葬儀屋さんとか。施設の人、そこから漏れたり。それから例えば警備とかもあったから、所轄の警察とか…」と情報がどこから漏れたのかをずっと気にしていたと明かした。

　「（本を）書く作業になって弟の文章を回し読みする」と、三男で自民党衆議院議員・石原宏高氏の文章を読んで驚がくしたという。「（宏高氏の文は）『父が亡くなったんで、国対委員長に３日間休みますって言いました』。お前！お前！お前！何言ってんの？『実家に行ったら、人だかりができていて、もしかしたらこれは僕のせいかと思って、ちょっとドキドキしました』だって。お前、何言ってんだよ！」と絶叫して笑わせていた。