寺島しのぶ 舞台で共演の娘役女優を絶賛 「自分の若いときを見ているような感じ」
女優の寺島しのぶが9日、大阪市内で主演舞台「リンス・リピート -そして、再び繰り返す-」(10、11日・京都劇場)の合同取材会を行った。
今作は現代に潜む家族問題がテーマであり、寺島は摂食障害を抱える娘の母を演じている。親子役として共演した女優の吉柳咲良について「すばらしい、これからのスターだと思っています」と絶賛した。
「稽古場からそうなんですけど、本の読み込み方が21歳!?っていうぐらいちゃんとサブテキストを読み込んでいるというか。非常にクレバー」と演技する上での準備段階から目を見張ったという。「何よりも頭で考えないで心で動く女優さんだから、すごくいいなと思っていて」と“娘”の頼もしさを熱弁した。
「真っ向勝負で芝居してくるし、だからこそかわいい」と演技への熱量にも触れ、「なんとなく自分の若いときを見ているような感じがして。頼もしいなっていう。ガッツがあるし、面白い女優さんで。すてきな映画の監督とかに絞られて海外で賞を取って、みたいな。そういうことができるぐらい“芯”が強いので」と吉柳の今後の活躍に期待を込めた。
吉柳は史上最年少(当時)の12歳で「ホリプロタレントスカウトキャラバン」グランプリを獲得し、翌年には「10代目ピーターパン」に抜てき。以降もTBS日曜劇場「御上先生」で生理の貧困やヤングケアラー問題などに悩む女子高生を演じるなど、数々の話題作で抜群の存在感を発揮している。
