映画「空気人形」主演の韓国女優 是枝裕和監督を「最も尊敬する人」と告白 撮影時のエピソード語る

 ペ・ドゥナの公式インスタグラム@doonabaeより
 映画「空気人形」舞台あいさつでポーズをとる(左から)是枝裕和監督、井浦新(当時はARATA)、ペ・ドゥナ、板尾創路=2009年9月撮影
 ペ・ドゥナの公式インスタグラム@doonabaeより 自身の主演映画「Virus」ポスターを前に記念ショットを撮るペ・ドゥナ
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 映画「リンダリンダリンダ」(2005年)や「空気人形」(2009年)に出演し、一躍その名を日本に広めた韓国女優のペ・ドゥナ(45)が、自身の最も尊敬する人物として、是枝裕和監督(62)を上げた。

 ペ・ドゥナは、自身の最新出演映画「Virus」の公開を控え、現地メディアのインタビューに応じ、30日に各種メディアで公開された。

 その中の一つ、MBC芸能のインタビューでペ・ドゥナは、「空気人形」「ベイビー・ブローカー」(22年)でともにした是枝裕和監督について「撮影で深い感動を覚えた」と明かした。その理由に「子どもを抱いているシーンを撮った時、スタッフが『人形に置き換えよう』と言った。すると是枝監督は、『(表情は)見えないが、俳優は背中でも演技している。子どもだって、本物でなければだめだ』とおっしゃった。その言葉に、とても感動した。演技への愛情が、とても深い方だと感じた」と説明した。

 また「演技の大きさよりも、意味や真心を重視するようになったきっかけが、『空気人形』の出演だった」と言及。同作で共演したオダギリジョー(49)にも触れ、「オダギリさんは、主演を務めるほどの有名な俳優ながら、『空気人形』には3シーンほどしか登場しない。でもそのシーンがすごく印象的で、短い登場でもインパクトを残せることが、すごく素敵だなと思った。それ以来、私も出演分量にこだわらなくなった。本当に自分ができることなら、役の大きさは関係ないと思うようになった」と、自身の俳優人生に、大きな影響を与えたことを語っていた。

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