東方神起 「ニコイチ」の絆 「ユンホは視野が広い」「チャンミンは発声自体を勉強して幅が広くなっている」
韓国の男性ユニット・東方神起が東京ドーム公演「東方神起 20th Anniversary LIVE TOUR ~ZONE~」に合わせて、Bigeast(ファンの呼称)にメッセージを寄せた。25~27日にかけてお届けする連載第2回は、27日に日本デビュー20周年を迎える2人の仲が垣間見える内容を掲載する。
いつも“ニコイチ”で突っ走ってきた東方神起の絆は固い。今回のツアーは「ZONE」がタイトルで、「Z」を「2」と見立て「ONE」を「1」に直すと「ニコイチ」という意味が浮かび上がってくる。約30分間のインタビューだけでも、まるで兄弟のような空気感が取材部屋を包んだ。
20年も一緒にいれば、お互いのすごさを身に染みるほど実感している。チャンミンは「ユンホはステージの上での表現力は最初から良かった。今はステージ全体、カメラや照明などを演出の目で見ている。全体を見るほど視野が広い」と当たり前のようにスラスラと答えると、ユンホは「照れちゃいますね」と思わず表情筋を緩ませた。
一方のユンホは「チャンミンは努力家」と紹介して、「チャンミンのハイの音程がきれいだけど、僕から見たら努力家で、発声自体を勉強して幅が広くなっている」とたゆまぬ努力を続ける相棒に感心しきり。「これからがもっと楽しみ。僕もチャンミンファン」と尊敬のまなざしを送った。
2人が舞台に立ち続けられるのは「まだまだ負けたくない」という闘争心のおかげ。ユンホは「(デビュー時は)Zepp Tokyoから始まり、皆さんと一歩一歩重ねてここまで来られた。日本文化が好きで、最初からJ-POPで頑張ってきた。すごく運が良い」と置かれた現実に感謝する。
チャンミンは「老化が続くから、鍛えるのはやるべきですよね」と本音のトークを交えつつ、「若い頃にできたパフォーマンスがあるなら、スムーズに大人っぽく見せられるパフォーマンスもできると思う。年にふさわしく見せられることに集中しつつ、鍛えは地道にしています」。年を重ねるごとに、新たな東方神起の魅力が姿を現す。
来日の回数も数え切れないほどになり、今回の取材も通訳なしで完璧に受け答えした。日本での20年に及ぶ芸能活動で、ユンホは「友達ができた。20年たって(日本に)知り合いがいっぱいいる。運転して応援しに来てくれたり、応援してくれるのがありがたい」とひそかな楽しみを明かす。
一方のチャンミンは「20年間、ほぼ日本ではお仕事の思い出ばかりだった」と振り返りつつ、昨年からプライベートで日本旅行を楽しんでいることを告白。東京や沖縄を訪問し、「今まで何百回も行ったり来たりもした日本とはまた違う楽しみが見つけられて、うれしいなと思っている。これからもっと楽しみ」。日本への愛を吐露した。
27日に2人は日本デビュー20周年を迎え、東京ドームで最高な記念日を過ごすつもりだ。ステージでもニコイチで輝き、20周年1発目の思い出を作り上げる。
◆チャンミン 1988年2月18日生まれ。別名マックス。身長186センチ、体重61キロ、血液型B型。
◆ユンホ 1986年2月6日生まれ。別名ユノ。身長184センチ、体重66キロ。血液型A。
◆東方神起(とうほうしんき)グループ名は「東方の神が起きる!」という意味。2004年2月に韓国でデビューし、05年4月に日本デビューを果たす。06、07年にアジアツアーを成功させ、現在は欧米諸国、ヨーロッパなど世界的に活動を行う。13年に自身初の五大ドームツアー、海外アーティスト初の単独日産スタジアム公演を開催。今月27日に日本デビュー20周年を迎える。
