山口崇さん死去 「クイズタイムショック」2代目司会などで人気 88歳、肺がん 映画「記憶にございません!」が最後の出演に

 テレビ朝日系人気クイズ番組「クイズタイムショック」の2代目司会や、TBS系人気時代劇「大岡越前」の徳川吉宗役などで知られた俳優の山口崇(やまぐち・たかし、本名山口岑芳=やまぐち・たかよし)さんが、18日に肺がんのため死去していたことが21日、分かった。88歳。所属事務所が発表した。

 事務所によると、山口さんは昨年10月、インタビューを受けた際に声に異常を感じて診察を受け、肺がんが発覚した。手術や入院治療などは受けずに自宅で治療に専念していたが、最近になり体調が急変。約1週間前に入った高齢者施設で、長男にみとられてこの世を去ったという。三谷幸喜監督から要請を受けて出演した2019年9月公開の映画「記憶にございません!」が最後の出演作品となった。

 山口さんは1966年にNHK大河ドラマ「源義経」に能登守教経役で出演したのを皮切りに、大河は計6作出演した。71年、NHKの時代劇「天下御免」で主人公・平賀源内を演じて大人気に。70~99年に放送された「大岡越前」の徳川吉宗役としても知られた。

 俳優業のみならず、「クイズタイムショック」では、俳優の故・田宮二郎氏の後任として2代目司会者に就任。78年10月から86年3月の最終回まで出演を続けた。また、長唄では人間国宝の七代目杵屋巳太郎に師事し、「杵屋巳楓」として活躍した。

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