３月末でＮＨＫを退社し、フリーに転向した中川安奈アナウンサーが２０日、ＴＢＳ系「サンデー・ジャポン」に出演。フジテレビ問題の余波があったことを告白した。

　番組冒頭では中居正広氏の女性トラブルに端を発したフジテレビの問題について伝えた。親会社フジ・メディアＨＤの大株主であるダルトン・インベストメンツが社外取締役候補１２人を提案したことなどについて議論した。

　同番組初出演となった中川アナは、ＭＣの爆笑問題・田中裕二から「実はフジテレビ問題の影響があったそうです」と紹介されると、「こんな話し合いのさなかに超個人的な話なんですけど」と恐縮しつつ切り出した。

　「このフジテレビ問題の報道とタイミングを同じくして、私も先月ＮＨＫを退職したので、お世話になったＮＨＫ内外の方々から『本当は送り出す会とか開きたいんだけど。中川さん、女性アナウンサーだし、落ち着いたらにしようね』っていうことで」と明かした。

　フジテレビを巡っては、第三者委員会の報告書で女子アナや社員を接待要員と同席させたことが問題視されており、そうした影響もあったとし、「送別会とかもなく、静か～に…」と話した。

　共演する元内閣官房参与の岸博幸氏から「ＮＨＫ、そんなに冷たいの？」とツッコまれると、「冷たいってわけじゃない」と笑いながら、否定していた。