北川景子 娘失った母親役に泣いてしまうことも 第2子出産後初の連ドラ「共感できる物語になっている」
女優の北川景子(38)が17日、都内で行われた、カンテレ・フジテレビ系主演ドラマ「あなたを奪ったその日から」(21日スタート。月曜、後10・00)の制作発表会見に、共演のSnow Man・阿部亮平(31)、俳優・大森南朋(53)、筒井道隆(54)らと出席した。北川は昨年1月に第2子出産を発表して以来、初の連続ドラマ出演となったが「体当たり」での演技で挑んだことを告白。“高学歴アイドル”として知られる阿部は、共演者からもその秀才ぶりが語られた。
私生活では実際に2児の母となった北川が、娘を失った母親というショッキングな役を熱演する。「台本もよく読み込むし、セリフも覚えて現場には向かう。でも共演の方とその場でお芝居をしてみると自分が考えていたものとは違うお芝居が生まれることがあった。考えすぎないで感じたままにやる。今回は身を削って、体当たりでやることが合っている」と撮影を振り返った。
身を削る演技の苛烈さに、北川は撮影のテストの段階で泣いてしまうこともあったという。それでも、大森が「(北川の)体当たりを全部受けている。楽しませていただいています。こっちも体当たりで向かわないといけない」と話すように、共演者も一丸となって、重い役柄を受け止めている。
物語は10年前、食品事故でわが子を失った母親(北川)が、事故を起こした総菜店の社長(大森)を憎み、その子どもを誘拐することで復讐を果たそうとする。そこから大きな誤算とサスペンスに包まれた親子愛が描かれる。
北川は最後に、重いだけのストーリーではないことも強調。「親子愛、職場の上司と部下の信頼関係、絆、人間関係が描かれているヒューマンドラマ。誰かのキャラクターに共感できる物語になっている。誰かが過ちをしてしまった時にそれをどう許せるのかが大事なのではないかなと。生き方のヒントも散らばっている」と、物語に込められた強いメッセージ性についても熱弁した。
