大泉洋 現代の「生きづらさ」に持論 「本当にコミュニケーションがすごく取りにくい時代に」

 俳優の大泉洋が15日、都内の高校で行われた、映画「かくかくしかじか」(5月16日公開)のイベント「高校プレミア」に、主演の永野芽郁らと出席した。

 永野演じる漫画家を夢見る高校生・明子と相対するスパルタ絵画教師・日高を演じた大泉は、その役柄を「竹刀持って振り回してる、この令和の時代ですと、テレビではもうやれないんじゃないかぐらいの先生です」と説明。

 その上で「ただ今の時代、なかなか生徒と先生が本音で話すことができない」とし「僕なんかこの歳になりますと、仕事する相手も下の子ばっかりだから、すごく上の人の方が気を使ってる時代なんですね」と続けた。

 そして「サラリーマンとかだと、上司は『あんまり部下と話さないでください』って言われるぐらいだそうです。話すだけでもコンプライアンスとかで問題が出ちゃうから。だから本当にコミュニケーションというものがすごく取りにくい時代になっちゃったなっていう気がいたしております」と現代の生きづらさについて持論を展開した。

 だからこそ今作へかける思いも強く「この物語は本当に自分の思いを全てぶつける先生と、なんとかそれに答えたいと思う生徒が真剣に語り合ってぶつかりながら成長していく。今の時代に何か良い方に動くと良いなという思いも込めて、たくさんの方に見てもらえればうれしい」と呼びかけた。

 イベントでは集まった生徒約530人から「洋ちゃーん!」と黄色い悲鳴を浴び続け、思わず耳を抑えた大泉。「朝から集まってくれてこんなにワーキャー言ってくれて本当にうれしい。おじさんとっても元気になりました」と上機嫌だった。

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