フジ被害の女子アナは昨年8月退職 23年10月入院時の写真をインスタ投稿 入院中自傷行為、相談当初「私が死ねばよかった」
元タレントの中居正広氏の女性トラブルを巡る一連の問題について調査していたフジ・メディア・ホールディングス(HD)とフジテレビの第三者委員会が31日、調査報告書を公表。被害女性が元フジテレビのアナウンサーであることを明かし、詳細な経緯を公表した。
中居氏による「性暴力による被害」を受けた「女性A」について、「元CXのアナウンサーであり、CXに入社して数年後に退職している」とフジテレビ(CX)の女性アナウンサーと断定。2023年6月中旬から「体調不良」で休養し、入院。同8月にPTSDと診断された。9月に退院したが、その後も心身の不調が続き、24年8月に退職した。
報告書では、被害女性が23年6月6日、産業医に相談。「6月2日の中居氏の行為とその後の心身の状況」を報告。医師は性暴力を受けたものと考え、弁護士への相談を検討しようとしたという。女性は精神的に混乱しており、「(ニュースを読んでいる際に、亡くなった人の名前を読んで)私が代わりに死ねばよかった」などと訴えたという。
入院中の23年7月下旬に女性は自傷行為をするなど病状が悪化し、精神科に転科。主治医はPTSDと診断。治療を続けた。女性は23年9月上旬に退院し、同10月下旬にインスタグラムで入院時にベッドに横たわる自撮り写真と当時の心情を投稿したことにも触れている。