男性ダンス＆ボーカルグループ・ＥＸＩＬＥが２９日、福井・サンドーム福井で、全国４カ所８公演を巡るアリーナツアー「ＷＨＡＴ　ＩＳ　ＥＸＩＬＥ」を開幕させた。

　２０２２年１２月開催の東京ドーム公演以来、２年３カ月ぶりとなる今ツアーは公演ごとに出演メンバーが異なる“前代未聞のライブ”を掲げ、初日はＥＸＩＬＥとＥＸＩＬＥ　ＴＲＩＢＥの計１１人が出演。新時代の公演スタイルを提示し、ファン９０００人を魅了した。

　ＥＸＩＬＥとＥＸＩＬＥに憧れてツアーに出演した後輩たちがステージにそろい踏みし、代表曲「ＥＸＩＬＥ　ＰＲＩＤＥ～こんな世界を愛するため～」で、２時間半の祭典が幕開け。今ツアー不参加のＡＴＳＵＳＨＩ（４４）が同曲の２番に映像で登場する場面もあり、会場は割れんばかりの大歓声に包まれた。現地にいないメンバーも一員としてライブに“参戦”するなど、一つの形にとらわれない変幻自在なＥＸＩＬＥを見せつけた。

　初日は「Ｃｈｏｏ　Ｃｈｏｏ　ＴＲＡＩＮ」「ただ…逢いたくて」などのヒット曲や、披露機会が少なかった楽曲を含む“エモさ満点”の全３４曲のステージを繰り広げ、ＴＡＫＡＨＩＲＯ（４０）は「皆さんのおかげで最高の初日を迎えることができました！新たな挑戦で不安もあったけど、皆さんの笑顔で自信に変わりました！」と感謝。世界（３４）は「ＥＸＩＬＥのライブは半端ねえってことが分かりました」と偉大さを噛みしめた。

　今ツアーは、６月１日の兵庫ファイナル公演まで約７万人を動員予定。橘ケンチ（４５）は「ＥＸＩＬＥの歴史とパワーをファンの皆さまとともに感じて、未来に向かって新たなＥＸＩＬＥエンターテインメントを生み出す大きなターニングポイントになる」と今ツアーの重要性を語った。タイトルにも表現されたＥＸＩＬＥとは何か－。答えを探す旅はまだ続く。