岩下志麻 夫・篠田正浩さん死去に「悲しみと喪失の思いで胸がいっぱい」 29日の「極妻」舞台あいさつは中止

 女優の岩下志麻(84)が28日、25日に肺炎のため94歳で死去した夫で映画監督の篠田正浩さんについて「今はただ、悲しみと喪失の思いで胸がいっぱいです」とのコメントを発表した。

 岩下は「この度、夫 篠田正浩が肺炎の為、94歳で二十五日未明に旅立ちました」と報告。「この4年間パーキンソン病と闘いながらどうにか日常生活に支障はなく生活しておりましたが、今年一月に転倒して骨折をしてしまい、また三月に肺炎になり ついに力尽きてしまいました」と、篠田さんがパーキンソン病を患っていたことと、最後の日々を明かした。

 2人は「心中天網島」「はなれ瞽女おりん」など多くの名作を残しており、「篠田と出会ったことによって沢山の作品で色々な役を演じることが出来ました。今の私があるのは本当に篠田のおかげだと思っております。篠田が『僕たちは映画という魔物に取りつかれて2人で魔物退治をやってきたようなもの』と申しておりましたが、そんな篠田に今は感謝の言葉しかありません」と女優としての言葉をささげた。

 そして「58年間人生を共にして参りましたので、今はただ、悲しみと喪失の思いで胸がいっぱいです」と、妻としての思いをつづった。

 岩下はきょう29日、都内で主演映画「極道の妻たち」の上映後に舞台あいさつを行う予定だったが、中止されている。

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