アイドルグループ・ＯＣＨＡ　ＮＯＲＭＡのメンバーで、適応障害のため昨年９月から活動を休止していた田代すみれ（１９）が、グループとハロー！プロジェクトを卒業することが１１日、分かった。所属事務所の公式サイトで発表された。

　サイトでは田代について「症状はほぼ寛解しています」としつつ、「ＯＣＨＡ　ＮＯＲＭＡとしての活動をこれまでのように行えるかは不安も多く、本人からの申し出もあり、ご両親含め話し合った結果、グループを卒業、退社という結論に至りました」と公表。

　さらに「活動再開をお待ちいただいていた皆様には、その思いに応えられなかったことをお詫び致します」と謝罪しつつ、「田代すみれが次の道を選び、進んでいくのを、私たちも見守っています。皆さんもどうか見守ってください。そして今後も引き続き、田代すみれ、そしてＯＣＨＡ　ＮＯＲＭＡを応援していただきますよう、お願いいたします」と呼びかけた。

　田代自身もコメントを発表し、卒業を報告。「１６歳で大好きなハロー！プロジェクトに加入して、ＯＣＨＡ　ＮＯＲＭＡのメンバーとして３年間全力で活動できてすごく嬉しかったです」「ＯＣＨＡ　ＮＯＲＭＡとして活動してきた３年間の全てが、私にとってかけがえのない思い出です。皆さんに直接言葉を伝える事ができず活動休止のまま卒業となってしまい、本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです」と感謝や謝罪を伝えた。

　「皆さんには色々な思いをさせてしまっていると思いますが、私自身アイドルという自覚をしっかり持って、最後まで活動してきました」とアイドル人生を回顧。「今後もこの経験を活かして、私らしく前へ進んでいきたいと思います。皆さんと出会えて本当に幸せでした。応援してくださって本当に、ありがとうございました」と改めて感謝をつづった。

　田代は２０２１年「ハロー！プロジェクト　新メンバーオーディション２０２１」に合格し、ハロー！プロジェクトに加入。１２月にＯＣＨＡ　ＮＯＲＭＡのメンバーとしてお披露目された。昨年８月に体調を崩し、９月に適応障害と診断されて活動を休止していた。